【日本の香り】日本の香り文化と和精油の魅力

３回に亘って、和精油（日本の香り）をご紹介してきましたが、いかがだったでしょうか？

気になる香りや、生活に取り入れてみたい香りは見つかりましたが？

という方は、こちらの記事も合わせてごらんください。

今回は、記事のまとめとして、日本の香りの文化と、ご紹介した日本独自の精油（エッセンシャルオイル）をまとめました。

日本と香り文化

日本には、古くから「香道」と呼ばれる文化があり、その歴史は平安時代に遡ります。公家や貴族の貴人たちは、独自に調合した自分だけの香を室内や衣類に焚き染めていました。

当時使われていた香りは、「伽羅（キャラ）」や「沈香（チンコウ）」「白檀（ビャクダン）」をはじめとしたインドや東南アジア、中国などから持ち込まれた香木です。

平安時代の貴人達は、香木を粉状にし、それを蜜や梅肉などで練り、丸薬のような形に丸めた「練香（ねりこう）」を作り、身にまとう事がステータスとされていました。

では、アロマセラピーという言葉と共に様々な技術と知識を取り入れた現代日本の「和の香り」とは、どの様なものでしょうか。

和の柑橘精油

高知県：ゆず

日本の冬の香り

爽やかなのにホッとする香り

高知県産の柚子の皮（果皮）から作られた精油は、スッキリとした爽やかな香り。

シニア層からも好まれ、日本人なら好きな方が多い香りです。

価格は、10ml 2,640円（税込み）※2022年9月現在

高知県：土佐小夏

穏やかな甘さの柑橘

苦みやクセがほとんど無く万人受けしやすい

高知県産の小夏の皮（果皮）から作られた精油の香りは、酸味をほとんど感じない優しい甘さが特徴。

つい食べたくなってしまうような瑞々しい香りで、子どもにも好かれる香りです。

価格は、10ml 1,980円（税込み）※2022年9月現在

愛媛県：伊予柑

爽やかな甘さ＋ほのかな苦み

男性にも人気が高い

愛媛県産の伊予柑の皮（果皮）から作られた、伊予柑精油。

柑橘系の和精油には珍しく、圧搾して作られていることから、ゆずや小夏と比べると香りの濃さを感じます。

果皮の持つ仄かな苦みも特徴で、男性用の香水にもお勧めの香りです。

価格は、10ml 2,750円（税込み）※2022年9月現在

和のハーブ精油

北海道：和種薄荷（ジャパニーズ ペパーミント）

透明感を感じる爽やかなメントールの香り

和精油の仲間「土佐小夏」や「ヒノキ」とのブレンドも◎

北海道産の和種薄荷の葉から作られた精油で、無糖サイダーを思わせるスッキリとした香りが特徴。

メントールのスッキリした香りで、甘味も少ないため、他の精油ともブレンドしやすく、ブレンド初心者の方にもお勧めです。

価格は、10ml 2,090円（税込み）※2022年9月現在

沖縄県：月桃（ゲットウ）

カワイイ花の見た目を裏切る

ハーブ調のスッキリとした香り

沖縄の月桃と聞くと、蕾の様なカワイイ花を思い浮かべる方も多いでしょう。

しかし、精油は葉から作られており、ハーブ調のスッキリとした香りをしています。

ややクセがあり、初心者の方には好みが分かれるところ。

価格は、10ml 19,800円（税込み）※2022年9月現在

和の樹木精油

福島県（南会津）：クロモジ

まろやかな樹木の香り

単調になりやすい柑橘系精油とのブレンドで

プロの香りに

福島県産のクロモジの木から作られる精油は、花の様なまろやかさと、樹木スッキリ感を併せ持つ香りが特徴です。

クロモジ精油は、大量生産がされておらず、とても貴重な精油と言えます。

価格は、10ml 25,300円（税込み）※2022年9月現在

奈良県（吉野）：ヒノキ

馴染み深い樹の香り

寝室や和室にもオススメ

日本人に馴染の深いヒノキから作られる精油は、どこか懐かしさや安らぎを感じる香りが特徴。

香りが苦手という方も少なく、手に取りやすい手ごろな価格で、アロマ初心者の方のスタートセットにもお勧めです。

価格は、10ml 1,100円（税込み）※2022年9月現在

和歌山県：高野槙（コウヤマキ）

酸味を感じる樹木の香り

シューズボックスや玄関の消臭にも◎

和歌山県の高野山近くで取れることからその名がついた「高野槙」は、ハーブ調のスッキリとした樹木の香りが特徴です。

デオドラント効果に優れていることから、玄関や靴の消臭にもお勧めです。

価格は、10ml 5,280円（税込み）※2022年9月現在

まとめ

日本に馴染の深いアロマの香り。

アロマを始めてみたいけど、どんな香りが良いか分からないという方も、日常で嗅いだことのある香りから始めてみるのも良いでしょう。

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