【日本の香り】和精油の魅力②ハーブ_和種薄荷・月桃_Japanese herb fragrances

アロマ
筆者

こんにちは。アロマセラピストのさつきです。

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アロマセラピーといえば、英国をはじめ、海外のイメージがありますが、日本にも伝統的な香りがあるのをご存知でしょうか?

ここでは、日本独自の精油(エッセンシャルオイル)の中から、ハーブ系の香りをご紹介します。

日本と精油

和種薄荷(ジャパニーズ ペパーミント)

和種薄荷

▼基本情報

学名
Scientific name
Mentha arvensis
科名
family name
シソ科
Lamiaceae
抽出部位全草
抽出方法水蒸気蒸留法
主な生産地北海道
主要成分Lメントール
効果鼻詰まりの改善、船酔いや二日酔いの緩和、集中力を高める
基本情報

主に北海道で生産される和種薄荷。

最近では、虫よけとして注目されているハッカ油。その原料となっているのが、和種薄荷です。

薄荷油

メントールの鼻に抜けるスッキリとした香りが特徴で、乗り物酔いや鼻づまりが気になるときにもオススメの精油です。

和種薄荷は、ペパーミント(西洋薄荷)と比べて、L‐メントールの成分量が多いため、より爽やかでスッと鼻に抜けるような透明感のある香りが特徴です。

香りが主張しすぎない為、レモン(柑橘)やサイプレス(樹木)などスッキリ系精油とのブレンドにもお勧めです。

ただし、成分の1つである「Lメントン」は神経を刺激する作用がある為、てんかんの方や妊娠中授乳中乳幼児のいる家庭では使用しないでください

月桃(ゲットウ)

基本情報

学名
Scientific name
Alpinia zerumbet
科名
family name
ショウガ科
抽出部位
抽出方法水蒸気蒸留法
主な生産地沖縄県
主要成分1.8シネオール
効果殺菌・消毒

様々なメーカーが化粧品化し、旅行客にも注目を集めている月桃。

その精油は、可愛らしい花の見た目に反し、ハーブ調のスッキリとした香りが特徴。

精油として精製されると、葉そのものよりも香りが凝縮されているため、ややクセのある香りは、アロマ初心者さんには苦手意識を持たれる方も少なくありません。

たくさんの香りを楽しむ中で、奥深さを知ると、より一層楽しめる香りと言えます。

沖縄では昔から、月桃の葉に餅を包んだ「ムーチー」と言う菓子が親しまれています。

ムーチー

まとめ

初心者の方に苦手意識を持たれやすいハーブ系精油ですが、「和種薄荷」はその例外と言えるでしょう。スッキリとしつつも透明感のある香りが、好きだという方も多い理由かもしれません。

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