【アロマ雑学】2つのカモミール精油|香りの違い・使い方・注意点|初心者ガイド

アロマ

開花時期が長く、育てやすいとガーデニング初心者にも人気のカモミール。白い可愛い花を咲かせることも魅力のひとつですが、アロマオイルの中でも人気の高い精油の1つです。そんなカモミールには2つの種類があることをご存知でしょうか?今回は、2つのカモミールの違いや香りの楽しみ方など、それぞれの魅力をご紹介します。

こんな方にお勧めの記事です!
  • カモミールに興味がある
  • ハーブティーが大好き
  • ハーブやアロマに興味がある
  • 2つの精油の違いを知りたい
  • カモミール精油とブレンドしやすい精油を知りたい

育つ環境

カモミールは3~4月または9~10月に種まきや植え付けを行います。咲く時期は、4~7月。乾燥し、日当たりのいい場所を好むことから、玄関先に植えていらっしゃる方も多いです。

筆者

私の地元はかなり田舎なので、子供の頃は道端に咲いているのを見かけました。

2つのカモミールとは?

カモミール・ローマン

カモミールローマン

青りんごを思わせるフルーティーな香りのカモミール・ローマン精油。ハーブティーにするには、すこし苦みが強く、ジャーマンと比べると飲みにくさが目立ちます。一方、精油の中では比較的肌に優しいことから、市販のベビー用品の香りづけにも使われています。

学名Chamaemelum nobile 
科名キク科
形態多年草
精油の抽出方法水蒸気蒸留法
抽出部位
基本情報

カモミール・ジャーマン

カモミールジャーマン

植物として比べると、カモミール・ローマンより、中心の黄色い部分が突出しています。独特の甘いフレーバーで、ハーブティーとしても人気のカモミール・ジャーマン。精油は、ハーブの様な苦みとリンゴの甘味が混ざったような香りがします。また「カマズレン」という成分を含んでいるため、精油自体が少し青みがかった色をしているのも特徴のひとつ。

学名Matricaria recutita 
科名キク科
形態一年草
精油の抽出方法水蒸気蒸留法
抽出部位
基本情報

2つの精油の共通点

学名や形態、香りなど、違いも多い2つの精油ですが、共通点もあります。

それは・・・どちらもリラクセーションに向いている。優しい香りが寝る間やオフの日の気分転換にピッタリです!

精油の使い方

香りを楽しむ

ディフューザーやアロマランプなど、様々な方法でアロマの香りを楽しむことができます。最近は、精油ボトルごと本体にセットするだけで簡単に使用できる「無水ディフューザー」も人気です。

肌につけて楽しむ

肌につける際には、アロマ専用のクリームや、ベースとなるオイルにブレンドする必要があります。希釈濃度は0.5~1%がオススメです。ベースオイル10mlに対して、精油2滴で1%濃度になります。入れ過ぎに注意して使用しましょう!オイルが完成したら、後は塗るだけ。手首や胸元につけて香りを楽しむも良し、足や手など乾燥が気になるところへのお手入れにもお勧めです。

おすすめのブレンド

カモミール・ローマンは、青りんごの様な優しい香がすることから、花精油と相性が良いです。ゼラニウムやジャスミンと合わせると華やかな香りを楽しむことができます。

カモミール・ジャーマンは、ハーブを思わせるフレッシュな香りから、柑橘系精油との相性が良く、マンダリンやスイートオレンジなどの柑橘系精油と合わせることで爽やかな香りを演出できます。

精油の取り扱い注意点

  • 精油は原液のまま肌につけないでください
  • 粘膜に塗ったり、点眼したりしないでください
  • 肌に合わない場合は、すぐに使用を中止し、水で洗い流してください
  • 子供やペットの手の届かない場所で保管しましょう
  • 劣化を防ぐため、遮光ビンに入れて冷暗所で保管しましょう
  • カモミールはキク科アレルギーの方は使用を避けてください

まとめ

同じカモミールでも、香りの違う2つの精油。香りを楽しむことは勿論、ハンドクリームやボディオイルをハンドメイドする際にも人気の高い精油の1つです。特に、カモミール・ローマンは優しい香りで、他の精油とブレンドしやすいため、アロマ初心者の方にもお勧めです。興味がある方は、アロマショップで実際に香りをテイスティングしてみてください♪

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